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    【2015年 第4回(12月)我孫子市議会本会議 】

 大綱1 スポーツ行政について


◆(甲斐俊光君) 清風会の甲斐俊光です。  今議会より、清風会という伝統ある保守系の会派の一員として頑張ることになりました。どうぞこれからも我孫子のために頑張りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、大綱1番、スポーツで街を豊かにつきまして、質問させていただきます。

 

まずは、1、新しいスポーツイベントについて質問いたします。  2020年の東京オリンピック・パラリンピックまで、残り5年となってまいりました。この競技につきましては、千葉県内におきましても、フェンシング、レスリング、テコンドーという3つの競技が行われることになっております。  また、東京パラリンピックを見てみましても、ゴールボールやシッティングバレーボール、車いすフェンシング、そしてテコンドーといった競技が、千葉県内で行われることになっております。  この競技の受け入れを我孫子市で行うということは難しいにしても、その直前合宿や、また、その宿泊地などを我孫子に呼び入れることにつきましては、成田空港から近いという立地を考えてみましても、また競技数、そして参加する国の数を見ましても、可能であると考えております。  また、2018年におきましては、女子ソフトボールの世界大会が千葉県内で行われます。県内で予定されている場所といたしましては、千葉市や成田市、習志野市、そして市原市で予定されております。2019年におきましては、先日まで大変盛り上がっておりましたワールドカップのラグビーの大会が行われることになっております。東京オリンピック・パラリンピックが目的といたしましても、その女子のソフトボール世界大会やワールドカップラグビー大会の直前合宿など、受け入れることは可能ではないかと考えております。  合宿等が我孫子に来ることによりまして、我孫子市がにぎわうことはもちろんのことながら、子どもたちが世界一流のスポーツの競技を見ることで、大きく意味を持つことができてまいります。  このようなすばらしい企画に対しまして、当局はどのように考えているのか、御回答をお願いいたします。

 

そして、2番目、中学の女子駅伝について質問させていただきます。  男子中学校の駅伝につきましては、伝統ある第69回を迎えました東葛地方中学校駅伝競走大会というものがございます。市内中学校では一大イベントとして大変盛り上がっております。ほかにも男子中学校の駅伝競技といたしましては、銚子半島一周駅伝というものもございます。この東葛駅伝、通称言われている駅伝でございますが、私はこの69回の大会、数えてまいりました。  我孫子中学校、我孫子市内の中学校がどれだけ頑張ったか考えましたところ、21回優勝いたしております。こうした21回の優勝というのは、東葛6市、大多数の中学校が参加している中で、約3分の1我孫子が優勝しているということは、東葛地方、この駅伝を引っ張っているのは我孫子ではないかと考えております。  それに対しまして、女子駅伝を考えてみましたところ、千葉県の中学校女子駅伝はございますが、大きく騒がれるような地方大会はございません。我孫子におきましては、この東葛地方駅伝大会を引っ張ってまいりました。女子駅伝をぜひとも、この我孫子におきまして開いていただきたいと思いますがいかがでしょうか。  手賀沼周辺、いいコースがございます。お隣の印西市や柏市さんと協力いたしまして、コースをつくって、近くの市にアイデアをとられる前に、ぜひとも我孫子におきまして、女子中学駅伝を開催させていただきたいと思いますがいかがでしょうか、お答えをお願いいたします。  続きまして、現状の課題について質問させていただきます。  体育館や武道館、運動場につきまして質問させていただきます。  現状の体育館を考えてみますと、形が古いのか、夏は暑く、冬はとても寒いという状況があると聞いております。また、照明が少々暗く、競技を始めましてなれるまで少し時間がかかる、そういうことも競技の方から言われました。  このような体育館の諸問題について、どのような取り組みをするのか、お答えをいただきたいと思います。  また、武道館につきましては、こちら、年数も少したってまいりました。まだ、建てかえ年数とは言わなくても、形が古いというふうに言われております。現在の武道館は平屋建てになっておりますが、今全国のはやりは複合施設でございます。  例えば、地下に柔道場をつくったり、1階におきましては剣道や弓道をやれるような施設、そして2階もしくは3階におきましては休憩所やスポーツジム、そういった施設があるような複合施設をつくることで、我孫子にさらににぎわいをもたらすことができるんではないかと考えております。この点につきまして、お答えをお願いいたします。

 

続きまして、イの点、部活動担当の教員につきまして質問させていただきます。  小中学校では、陸上や吹奏楽など、大変部活動が盛んになっております。しかし、お聞きいたしましたところ、若い先生が担当しているとはいえ、負担が重くなっているというふうに聞いております。若い先生は比較的自由な時間があるとはいえ、それでも、やはり自分の自由な時間をその部活動に費やすことで、大変負担が重くなっている現状がございます。  地域を見ますと、スポーツや文化活動、すぐれた指導者が眠っております。地域との交流を深めるという意味でも、地域に眠っておりますそういったスポーツや文化活動におきます優秀な指導者を掘り起こして、そして小学校、中学校の部活動の担当の一助を担っていただく、こういった考えもあると思いますがいかがでしょうか。お答えをお願いいたします。

 

そして、ウの点につきまして、ことしも私も選挙前でございますが走ってまいりました、第21回手賀沼エコマラソンが開催されました。この手賀沼エコマラソンは非常に人気のあるマラソン大会でございます。来年度からはスタート地点がやはり狭いという話もございましたので、北柏駅を下った西松屋の前あたりに、大きなスタートラインをつくりましてスタートするというふうに聞いております。  これによりまして、我々ランナー側から見ましても、スタートラインが広くなることで、多くのランナーが同時にスタートできます。いわゆるスタートが鳴ってからゴールするまでのグロスタイムというのがございます。それと自分がスタートラインを切ってからゴールラインを切るまでのネットタイムというのがございます。このタイムの差が縮まることで、より魅力的な大会になるというふうには、私は考えております。  ただ、手賀沼エコマラソンというふうに検索いたしますと、RUNNETで見ますと、柏市の大会になっております。これは非常に我孫子側から見ましても、交代にこちら主催を行っている側から見ましても、非常に残念なことだなと考えております。  例えば昨年、爆風スランプさんのサンプラザ中野さんがいらっしゃいました。私、目の前にいましたけれども、「センキュー柏、ありがとう柏」と言っておりました。なぜ我孫子の名前を言わないんだと、私は非常に残念だなと思っております。  手賀沼エコマラソンは大変盛り上がっておりますが、我孫子市側のメリットが少し少ないなと考えております。昨年度から始まりました我孫子駅から定期的なバスが、スタートラインまで、会場まで運んでくれるサービスがございます。私もことし乗らせていただきましたが、7時ごろは非常に混雑し、皆さん立って、しかも乗れない方がいましたので、臨時便も出たように聞いております。こういった取り組みを行っていくと、我孫子市から手賀沼エコマラソンに行けるんだと、我孫子の大会でもあるんだなというふうな認識も高まってくるものと考えております。  そういった流れの中で、我孫子はいい公園がございます。手賀沼公園がございます。この公園をスタートラインにいたしまして、大会を行ってもいいんじゃないかという動きが出てきてもおかしくないと思います。手賀沼公園でしたら、多くの方が手賀沼公園まで歩いていくこともできます。駐車場の問題もありますが、皆さん歩いていくことで解消できると考えております。また、スタートラインにおきましては、大勢の方がスタートのランナーを見守ることができます。周囲も大きなスペースがございます。こういったメリットもございます。

 

また、私が考えていますのは、何度も申し上げておりますが、10キロメートルや親子レースを行ったらいいのではないかと思っております。マラソンを始めたばかりの方は、ハーフマラソンというのはやはりハードルが高いんです。10キロメートルや親子マラソンで、手賀沼エコマラソンを少しでも体験できれば、もっともっと多くの方がこのエコマラソンに参加することができます。  こういった、より踏み込んだ政策をぜひとも実現していってほしいと考えております。来年22回の大会から、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。こういった点、当局のより踏み込んだ御回答をお願いいたしまして、私の1回目の質問を終了いたします。よろしくお願いいたします。

◎市長(星野順一郎君) 私からは、(1)のア、イについて、あわせてお答えをいたします。  2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催は、あらゆる世代がスポーツに親しみ、次世代を担う子どもたちに夢や希望を与え、スポーツ、文化の普及と発展につなげる絶好の機会と捉え、我孫子市としましても最大限に活用していきたいと考えています。  事前合宿の受け入れに向けた取り組みでは、本年6月に千葉県が設置をいたしました千葉県スポーツコンシェルジュにおいて、オリンピック・パラリンピックのキャンプ地や県内合宿を希望する団体等のニーズに対応するため、県内市町村等のスポーツ施設や宿泊施設、商業施設などを掲載した千葉県スポーツコンシェルジュホームページの開設準備が進められており、来年2月から運用が開始される予定です。  我孫子市においても、東京オリンピック・パラリンピックを初め、2018年に千葉県内で開催される女子ソフトボール世界選手権大会等の事前キャンプ誘致を見据え、このホームページへ野球場を含む我孫子市民体育館などの施設を登録し、広く情報提供を行います。  今後も事前キャンプの誘致に向けた受け入れ要件などの情報収集に努め、庁内関係課で協議を進めてまいります。

 

次に、手賀沼周辺のコースを利用した中学女子駅伝の開催につきましてですが、道路の封鎖や警備、緊急対応体制づくり、他市の理解や協力が課題となりますが、実施可能な新たなスポーツイベントとして、近隣市と協力をし、開催できるように検討してまいります。  なお、中学女子駅伝としては、9月下旬に我孫子市6校、鎌ケ谷市5校による葛南駅伝、1月には葛南新人駅伝が開催されます。この葛南駅伝の上位校は、11月開催の千葉県駅伝に出場をいたします。ことしは湖北中学校女子駅伝部が県大会で2位、さらに関東大会でも3位に入賞するという輝かしい成績を残しました。  また、東葛駅伝と銚子駅伝にも女子の出場は可能であり、毎年女子中学生が走っている姿が見られます。  今後も市内女子中学生選手の活躍を期待し、教育委員会とともに支援をしてまいります。

◎説明員(小林信治君) (2)のアとウについてお答えいたします。  初めに、アについてお答えします。  市民体育館は開館後30年近く経過しており、新たな設備や各所の修繕、改修が必要となってきております。空調設備は建築当初よりメインアリーナ、サブアリーナともに導入してはおりませんでしたが、近年温暖化などの影響により夏場は非常に高温多湿となっていることから、設備の検討を行っているところです。  また、照明設備につきましては、省エネで高輝度のLED化を図っておりまして、今年度はサブアリーナ照明設備取りかえ工事を行いました。メインアリーナの照明設備につきましても、LED化を図れるよう検討してまいります。  これからも、利用しやすい体育館となるよう、施設、設備の整備に取り組んでまいります。  また、武道場につきましては、施設規模が小さいことや床が板張りとなっておりまして、複合的な武道施設とはなっておりません。このようなことから、複合的な武道場の設置が必要であると考えておりますが、現在の体育館敷地内での建設は施設規模から難しいため、建設場所や整備方法など、さまざまな課題があり、これらの課題の整理や情報収集を努めているところです。

 

次に、ウについてお答えいたします。毎年約8,000人近いランナーを迎えて開催しております手賀沼エコマラソンのスタート地点につきましては、大会運営用地の確保や交通規制の時間等を考えた場合に、手賀沼公園に移すことは困難であると考えております。  今後は、我孫子市の認知度アップのために、手賀沼公園を活用して10キロメートルや親子の部などが導入できないか、導入した場合の大会運営方法、スタッフの配置などの課題の整理について共同開催の柏市と調査研究を進めてまいります。

◎説明員(倉部俊治君) (2)のイについてお答えいたします。  現在、市内の全小中学校において、数に差はありますが部活動が実施されている状況です。始業前や放課後の練習、土日の練習試合、大会、コンクール等への参加が主な活動となっております。  担当教員の負担軽減のために、複数教員の配置、ノー部活デーの設定等を行い、1人に仕事が集中することのないようにしております。また、全ての部活動ではありませんが、地域の方や保護者等を外部指導員として招聘している学校もございます。  今後も地域の人材活用等も含め、部活動担当教員の負担軽減に努めてまいりたいと考えております。

◆(甲斐俊光君) 御回答ありがとうございました。  女子中学駅伝につきましても、市長から前向きな御答弁をいただきました。こちら、いち早くアイデアを実現することが必要だと思いますので、いろんな課題がありますけれども、まずはやってみるということも重要じゃないかなと思います。  再質問なんですけれども、アの点ですけれども、スポーツコンシェルジュという話は新聞報道もされましたので、私も知っておりますけれども、情報提供だけではなくて積極的なやはり営業活動というのも必要だと思うんですけれども、例えば野球・ソフトボールでしたら、世界で出る国というのはある程度限られていますので、そういったところの領事館ですとかに直接お願いするだとか、チーム担当者、いろんなコネクションを使いまして、まずはそういう人と人とのつながりを大事にして、積極的な営業活動をしないと、待っているだけではこういうのは絶対来ないと思うんですね。  こういうメリットがありますよ、こういう、我孫子に来たら特典がありますよということを、積極的にやっていただきたいと思います。この事前キャンプというのは必ず盛り上がりますし、どこの市も狙っている他市間の競争が激しいところだと思うので、ぜひとも頑張っていただきたいなと思います。

 

そして、2番のアの武道場につきまして、こちらは複合的な武道場につきましてお答えいただきましたけれども、こちらもできれば東京オリンピックやパラリンピックに向けて、早目の行動をしていただきたいなと思うんですね。さまざまな課題はありますけれども、こういった、今、平家ですから、1つの競技が1週間でも使ってしまうと、ほかの競技ができないんですけれども、複合的になることで同時にキャンプやそういう事前の合宿を行ってでも、ほかの競技ができたり使えたりもしますので、こういう活動をぜひともいち早く、そちらに見据えてやっていただきたいなと思います。より踏み込んだ回答をお願いします。  ウの点につきましては、こちらは親子の部、10キロメートルの部を、ぜひとも手賀沼公園でやっていただきたいなと思います。こちらにつきましては要望ですし、皆さん、ランナーも思っていることですので、ぜひともお願いいたします。  再質問、2点についてよろしくお願いいたします。

◎市長(星野順一郎君) 東京オリンピック・パラリンピックにつきましては、私としても真っ先に取り組んでいきたいのが、やはり千葉県内の被災地を全て聖火リレーを、まず通ること、そしてキャンプ地の誘致についても積極的に働きかけをしていきたいというふうに思っていますが、これについては今議員からも御指摘あったように、それぞれの市が、うちにはこういう競技が引き受けられますという形で手を挙げてくるだろうというふうに思っています。  ただ、受け入れられる、練習できる施設関係と、あと宿泊関係の、ここをきちんと調整をしないと、なかなか現実的には難しいというふうに思っています。それとあわせて、本大会の交通のアクセスについても、調整をしながら詰めていく必要があるというふうに思っていますので、少しずつ競技大会を見据えながら、行動を起こしていきたいなというふうに思っています。  これについては、そのほかの競技についても、我孫子市で、その練習ができるような場所を幾つか打診させていただきながら、この施設を持っているところの協力が得られたときに実行できるだろうというふうに思っておりますので、町の姿勢だけではなくてしっかりと行動していきたいと、そう思っています。

◎説明員(小林信治君) 先ほども申し上げましたが、武道館につきましては、今現在整備をしている施設についても、まだ耐用年数につきましては30年近くあるという中で、それぞれ武道の中でもどういう形でその施設の使い方をしていくのか、割り振っていくのかとか、新たなものの中にどういう機能を持たせるのかというようなところの検討も行っていく必要がありますので、その辺を踏まえながら、それとともに市の他の公共施設の整備計画等も勘案した上で、整備年度についてはこれから検討していくことになると思います。

◆(甲斐俊光君) ありがとうございました。  これからも、私はスポーツにつきましては、4年間通じまして積極的に申し上げたいと思いますので、ぜひとも前向きな考えをお願いいたします。我孫子は資源がない中で、スポーツというのは資源がなくても頑張れる、子どもたちに夢も与えられるすばらしい人的資源だと思いますので、ぜひともその環境を整えるのが市の仕事だと思いますので、ぜひともよろしくお願いいたします。  続きまして、我孫子の観光につきまして質問させていただきます。

 

まずは、市内の公園のトイレについて質問させていただきます。  観光客と言わなくても、まちにいいイメージを持つというのは、まちのトイレだというふうに私は考えております。私もよく市内を歩いているときにトイレを使うことがございますけれども、コンビニにわざわざ入るより、市内の公園のトイレを使うことも多々あります。そういったときに、やはり公園のトイレが汚れていると、非常に私も我孫子にかかわる身といたしまして、残念に感じております。  これから、我孫子市におきましては、手賀沼を周辺を散歩したり、また我孫子によく来てもらう方を多くふやす、史跡をめぐる方をふやす、そういった戦略を行っている中で、公衆のトイレが汚いと、まちに初めて来る方のイメージが非常に悪くなってしまいます。私も知り合いのコンサルタント会社の方に聞きましたところ、やはり会社のまずイメージはというのは、1階にあるトイレを見てわかるというふうに聞いております。我孫子におきまして、そのまちに来る方の評価基準は、真っ先に使ったり、まず利用することのある、まちに置かれたトイレだというふうに考えております。  このまちじゅうに設置されておりますトイレの、おもてなしの心で皆さんが迎えられるように、より清掃などを徹底して、おもてなしの心で、こちらをきれいに使ってもらうための施策をお願いしたいと思いますがいかがでしょうか。お答えをお願いいたします。

 

そして、イの点につきまして、天王台駅周辺で言いますと、例えば天王台西公園や柴崎台中央公園、高野山桃山公園など、大きな公園には公衆トイレが設置されております。しかし、小さな公園に行きますと、まだまだ設置されていないのが現状であります。  例えば今考えてみましても、子育て施策、一生懸命取り組んでおります。そういったお母さん方によく聞きますのは、子どもがちょっとトイレしたいなというときにトイレが近くにないと、そうしたら公園の隅でさせたりすることもございます。高齢社会になりますと、トイレが近くなる方も多くなることが予想されます。そういった中、身近に公衆トイレが設置されておりますと、これほど安心なことはございません。  より多くの観光客を呼び込む前提といたしまして、また市民の利便性向上のためにも、ぜひとも市内公園のトイレをより多く整備していただきたいと思いますがいかがでしょうか。お答えをお願いいたします。

 

大きく2番目、続きまして、海外からの観光客を呼び込む施策につきまして質問させていただきます。  ことしの流行語大賞、皆さん御存じでしょうけれども、「爆買い」という言葉がキーワードとして挙げられました。これは海外から来た、多くは中国人の方々が信じられないような買い物をすることを爆買いといいます。ここ我孫子市におきましては、そういった爆買いをするような観光客を見るようなこともございませんし、また多くの外国人がふえているなという気も余りいたしません。  しかし、日本におきましては、観光客2,000万人の目標が目の前にありますが、この目標も年内には達成されそうだという話を聞いております。最近は中国人の観光客だけではなく、台湾やタイやマレーシアの方がふえているというふうに聞いております。  また、観光のニーズも変わってまいりました。今までは有名な観光地に行ったり、華道や茶道を楽しむといった方が多かったのですが、これから地方のほうに観光客もふえ、日本人が日ごろ楽しむようなスポーツ、ゴルフですとか、またミュージカルや交響楽団の演奏を聞くような、そういった身近なサービスに移ってきているというふうに聞いております。そういったサービスであれば、我孫子も提供できるんではないかというふうに考えております。  我孫子市におきましても、多くの観光客を呼んで、インバウンド効果ではありませんが、我孫子でお金を落としてもらう、そういった施策を考える上でも、そういった観光客を呼ぶような施策が必要になってくると思います。当局のお答えをお願いいたします。

 

3番目、フィルムコミッションについて質問させていただきます。  最近におきましては、私もかかわっておりました映画グラスホッパーというものが映画館にて公開されております。この映画を見た方にお聞きいたしますと、後ろのほうに協力我孫子市、我孫子中学校、久寺家中学校が載っております。こういったテロップを見まして、我孫子の名前を見ただけで満足した、よかった、そういった話が私の耳に入ってまいります。  こういった我孫子を誇りに思うというようなフィルムコミッションの効果だけではなく、観光客を呼び寄せるという効果がございます。皆さんも御存じのように、杉村楚人冠邸におきましては、ある有名な人気のあるアイドルグループの1人がこちらで撮影をしたということで、多くの女性の方が足を運んでいるということも聞いております。  ただ、フィルムコミッションといっても、こちら、観光客を呼び寄せるようなフィルムコミッションは本当にわずかなものでございます。多くのフィルムコミッションをやっている先進市に聞きましたところ、6割はリピーターだというふうに聞きました。ですから、大きな観光客を呼ぶような映画を撮るためには、来ていただいたフィルムコミッションの団体に対しまして、小さなことから取り組んでいく、こういったことが必要になってまいります。  このフィルムコミッションが来ることによりまして、撮影部隊の飲食や宿泊だけではなく、多くの方々が海外から来るというような経済的効果も多くございます。我孫子といたしましても、まだ体制が十分でないと私は感じております。こういった体制づくりをしていただきたいと考えておりますがいかがでしょうか。当局のお答えをお願いいたします。

◎説明員(渡辺昌則君) 市内公園のトイレについて、ア、イ、一括でお答えします。  公園に設置しておりますトイレにつきましては、シルバー人材センターや福祉団体、民間事業者に委託をして、清掃やトイレットペーパーの補充などを行っております。  清掃の頻度は利用状況に応じて公園ごとに決めており、手賀沼公園や我孫子駅北口の我孫子ふれあい広場では毎日清掃を行っておりますが、利用数が少ない公園では経費の都合上、週1回となっているところもあります。清掃については、回数をふやすことは難しい状況でございますが、少しでも気持ちよく御利用いただけるよう工夫をしてまいります。  公園のトイレにつきましては、設置要望も多く寄せられておりますが、防犯上や衛生上の理由から設置に対しては課題もあります。このため、市では、比較的大きな公園で多くの方が長時間利用している公園、多くの公園利用者から設置を求められていること、近くに気軽に利用できる公共施設のトイレがないなどの要件を満たすことを基本として、手賀沼遊歩道を含め17カ所の公園に限定してトイレを設置しております。  観光客を呼び込むためのトイレにつきましては、他の公共施設の活用や、商店会で取り組んでおりますふれあいトイレ活動の地域拡大や協力店増加など、関係部局と連携して利用しやすい環境づくりに努めてまいります。

◎説明員(海老原美宣君) 私からは、まず、2の海外からの観光客を呼び込む施策についてお答えします。  既に市政一般報告でお伝えしましたが、「ABI ROAD」の英語版と中国語版を発行し、市内のホテルに訪日外国人に向けた情報発信を行っています。11月には東京駅周辺の12カ所のホテルに情報提供として送付しました。また、我孫子市内のホテルにも中国人の団体観光客が宿泊し、周辺のコンビニエンスストアやドラッグストアなどで買い物を楽しむ姿が見られます。ホテルでは、新たなおもてなしとして、市の融資制度を活用し、人工温泉の大浴場を整備するなど、受け入れ体制を整えています。  今後は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックも見据えて、海外からの観光客の呼び込みや受け入れも意識した取り組みを検討していきます。

 

次に、3のフィルムコミッションについてお答えします。  我孫子市は都心から約1時間の距離でありながら、手賀沼の水辺や里山などの自然環境と白樺関連の多くの文化的施設を有していることから、ロケ地として活用することで、まちの活性化につながる事業であると考えています。  市内では、NPO法人手賀沼フィルムコミッションが映画やCM、ドラマ等のロケ地誘致を行い、これまでに多くの実績を上げています。また、市でも、これまで千葉県フィルムコミッションや制作会社からの問い合わせに対して、情報提供を行っています。  撮影まで至らない場合もありますが、観光振興及び地域活性化の視点からも、可能な限りロケ地を紹介することで、本市の魅力のPRに努めていきます。  フィルムコミッションへの協力は、観光振興計画の今年度からの事業に位置づけられていることから、現在そのあり方や仕組みづくりなどを検討しているところです。

◆(甲斐俊光君) 御回答ありがとうございます。  まず、トイレにつきましてですけれども、こちら、入っておりました、つながるウォーターサイド手賀の報告書にも書いております。我孫子市の観光に対するアンケートのほうにも、市民調査結果の概要といたしまして、一番改善していただきたいのはトイレ、観光資源の要改善で31.7%という方がやはりトイレと答えているんですね。  私もやはりそういう要望をよく聞くんですね。担当課のほうに聞くと、絶対防犯上や衛生上って皆さん言われるんですけれども、そちらを乗り越えて、ぜひともトイレの設置というのは積極的に行っていただきたいなと思うんですね。  手賀沼遊歩道につきましても、やはり少ないというふうな要望をよく伺います。近くのトイレまで戻ろうと思ったら、とても大変な距離があって大変だったと、そういうようなことも伺います。そちらのことにつきまして、市内17カ所ということですけれども、もうちょっとふやしていただきたいなと思います。こちらについて、再度御回答よろしくお願いいたします。

◎説明員(渡辺昌則君) トイレにつきましては、先ほども御答弁させていただいたとおり、17カ所で今のところ限定をしております。  ただ、やはりトイレの数については絶対数が少ない、特に手賀沼遊歩道などでは今御指摘のとおり、もう少し数をふやしていただけないかというような要望もいただいております。  今、トイレにつきましては、公園は公園というような形で、手賀沼公園は遊歩道を歩いている方にとって、近くに快適に利用できるトイレがどこなのかということを十分お知らせできていないというところもありますので、例えば水の館のトイレに誘導できるような仕組み、または手賀沼公園であればアビスタのトイレに誘導できるような仕組みとか、近隣のトイレに誘導できるような形で、例えば地図をつくって配布をするとか、また看板をつくるとか、そういうようなことも含めて検討をしていきたいというふうに考えております。

◆(甲斐俊光君) ありがとうございました。  いろいろと当局もお困りだとは思うんですね。ふれあいトイレの活動も当然私知っておりますが、ほとんど、申しわけないですけれども、利用されないというか、お店に入ることもなかなか少ないと思います。  あと、手賀沼遊歩道のお話も出ましたけれども、柏も防犯上無理だというふうにいろいろ言われましたけれども、向う側の遊歩道におきましては、トイレもやはり何とか乗り越えてつくることもでき、非常に散歩する方やスポーツされる方が喜ばれております。  ぜひとも、誘導するというのも一つの施策なんですけれども、なかなか利用できない、利用しないなということもありますので、設置をお願いしたいなと要望いたしまして、次に行きたいと思います。

 

続きまして、3番、きめ細やかな子育て支援策につきまして質問させていただきます。  人口減少に悩む当市にとりましては、子育て施策というのを充実させ、市外にアピールし、そして市内に子育てしてくれる方が少しでもふえることが重要だと考えております。子どもをふやすとか、人口をふやすというのはいろいろございますけれども、出会い、結婚、そして出産、子育てというふうなステージがあると思いますけれども、私は、出産や子育てのステージに限定して、今回は質問させていただきたいと思います。  まず1番、妊婦や子育て世帯の要望の吸い上げはということについて質問させていただきます。  私も最近知り合いのお母さん方とお話しすることもよくあるんですけれども、そういうお母さん方、子育て世帯のお母さん方は非常に孤立しがちだということを聞きました。子どもが生まれてから半年の間、なかなか外部と接触もなく、十分な時間をとって買い物したり、食事をしたり、外食したりすることができなかったというふうに聞きました。  我孫子市内におきましては、保健師さんや担当の方から子育て世帯に対しましてお電話したり、訪問したりして、十分な政策があるということも聞いております。また、こちら、保育コンシェルジュというのもございまして、相談したら親切にお答えしていただけるということも伺っております。  ただ、そういう妊婦や子育て世帯のお母さん方は、それすら時間がない、便利なサービスがあったり、そういったいろいろな施策があるというのを聞いていますけれども、内容がわからないからいまいち使えない、また行ってみるような時間もないなというようなこともございます。  ですから、我孫子市といたしまして、より踏み込んで妊婦や子育て世帯の方々に、より要望を吸い上げるような施策、例えば訪問回数をふやしたり、お電話する回数をふやしたり、そういった施策も必要ではないかと考えております。本当に困っているお母さん方がいらっしゃいますので、そういった施策の充実をお願いしたいと思います。

 

2番目、市から誕生祝いを贈ってはということでございます。  誕生祝い、出産祝いにつきましては、全国各地でいろいろ行われております。有名なところで言いますと、岡山県の高梁市、第1子、第2子におきましては2万円渡します。第3子に50万円、第4子は何と100万円ということで、ニュースにもなりました。大変話題になっております。そこの高梁市におきましては、子どもの将来の成長を願うとともに、多子世帯の経済的援助や、また市への定住化対策というような目的があると聞いております。  我孫子市におきましては、誕生に際しましてお祝いの品をあげたり、またお金をあげたりした施策はないというふうに聞いておりますが、子どもは国にとって宝物であり、我孫子市にとっては本当に重要な財産、財宝であるというふうに考えております。  出産に対しまして、市から思い出になるような特産品や、またお祝いの品をあげたらいいのではないかというふうに考えております。少子化対策に悩む当市にとっては、こういった施策も必要だと考えております。お答えをお願いいたします。

 

3番目、待機児童ゼロの政策につきまして質問させていただきます。  最近では待機児童ゼロという施策を売りにするような自治体もふえてまいりました。御存じのように、当市におきましては、昭和61年以来29年連続待機児童ゼロというようなすばらしい施策を続けております。しかし、伺ったところ、この待機児童ゼロを維持するのが危うかった時期もあるというふうに伺いました。  市内を見ましても、市内の西部地区と東部地区との保育需要と供給の差もあるなというふうに感じております。また、保育園を建てようといたしましても、なかなか適当な土地が見つからなかったり、事業者が手を下げてしまったりするような事柄もふえているように感じております。適当な土地が駅の周辺に見つからない、こういった事情もございます。  そういった中、我孫子市が掲げております大きな看板である待機児童ゼロの政策を維持するために、どのような施策を考えているのか、当局のお答えをお願いいたします。

◎説明員(磯辺久男君) 初めに、(1)についてお答えいたします。  子育て世帯からの要望の吸い上げは、子どもに関する諸団体の総会や保育園、学童保育の保護者会に市長とともに毎年出席し、意見交換を行っております。  さらに、子育て世帯の状況や子育てに関する意識や意見を把握するため、高校生までの子どもを持つ保護者に対して、我孫子市における「子育て」「子育ち」環境等に関する総合調査を、平成15年度から24年度まで3年ごとに4回実施しております。また、我孫子市子ども総合計画ニーズ調査を、計画策定時の平成15年度、平成20年度と平成26年度に実施し、各調査の結果は計画の策定や子どもに対する支援策に反映しております。  今後は、妊婦を含め、子どもに関するイベントや施設など、直接要望ができるさまざまな場をさらに確保していくとともに、今年度新たに導入されたeモニター制度を活用するなど、要望の把握に努め、よりきめ細かな子育て支援策を実施してまいります。

 

次に、(2)についてお答えいたします。  先ほど答弁の中でもお話しした、平成15年度から継続的に実施しております我孫子市における「子育て」「子育ち」環境等に関する総合調査で、子どもを産み、育てるために大切なことという問いに対し、個人的な経済的支援の要望である児童手当など、子育てに対する経済的な援助が減り、かわりに出産、育児しやすい就労条件の整備を望む声がふえております。  このような声に基づき、個人への給付よりも就労支援の充実を図るため、昭和61年からの待機児童ゼロを堅持し、保育園、学童保育室やあびっ子クラブの設置や拡充、さらに子育て支援サービスの充実を図ってまいりました。  御提案の誕生祝いにつきましては、近隣自治体で実施しているところはありますが、我孫子市の若い世代への住宅取得支援に代表される定住化策、そして少子化対策の主眼である切れ目ない支援に結びつき、妊娠、出産される世帯へ喜ばれる、より効果的な施策となるよう検討してまいります。  なお、来年度の少子化対策として、要望吸い上げや、市の子育てサービスを直接お知らせするため、保育コンシェルジュや子育て応援隊をさまざまな場に派遣する事業や、婚活や妊活に関するセミナーを実施する予定です。

 

最後に(3)についてお答えいたします。  現在、市では平成27年3月に策定した我孫子市保育園等整備計画に基づき、保育ニーズの高い我孫子地区と天王台地区に保育園等の整備を進めております。  我孫子地区では、台田に定員100名の認可保育園が平成28年4月に開園する予定です。また、定員19名の小規模保育事業所を整備する事業者が決まり、若松と寿に平成28年度の開所を目指し整備する予定です。  また、天王台地区では、認可保育園を整備する事業者が決まり、平成28年度中に柴崎と柴崎台にそれぞれ定員70名の認可保育園を整備し、平成29年4月の開園を目指していきます。  今後も我孫子市保育園等整備計画のとおり、着実に保育園等の整備や認定こども園への移行を進めることにより、待機児童ゼロを堅持することができるものと考えております。

◆(甲斐俊光君) ありがとうございました。  我孫子市は子育て支援策が非常に充実しているとは、私も感じております。先日、たまたま前になった方が、実は松戸から引っ越されてこられた方だったんですけれども、我孫子は子育てするには一番いい場所だから我孫子に引っ越してきたんだと力説しておりまして、非常に私は感動した覚えがございます。それほど他市よりすぐれているから我孫子に来るんだという方もいらっしゃいます。よりそこを極めていただきたいなと、私は考えていることでございます。  例えば1番の吸い上げなんですけれども、いろいろなニーズ調査というのも、私も資料も見させていただきましたけれども、実際に子育てを終わった世代とか、反映をするまでに時間がかかるというのではなくて、実際やっている方からすぐ要望を吸い上げて、その場で対応していただきたいというか、こういうサービスがあるから、じゃ来週から行ったらどうですかだとか、今こういうのを使ったらどうですかというような吸い上げがあってもいいんじゃないかなというふうに考えている次第です。  そしてまた、誕生祝いということですけれども、これはそんなに経済的に、2万円から50万円、100万円というようなものではなくて、何か思い出になるような品さえあればいいと思うんですね。月間考えてみましても、我孫子で生まれる方は大体80人ぐらいだと思うんですけれども、1人5,000円であったら40万円ぐらいかかっちゃうんですけれども、それでも思い出になるものがあればいいかなというふうに考えております。  就労支援ということは要望が上がっているのは存じていますけれども、プラスアルファが何か必要なのではないかなと考えております。その点についてもう一度御回答よろしくお願いいたします。

◎説明員(磯辺久男君) 1点目の情報の吸い上げ、それと発信という部分に関しましては、そのとおりだと思います。機会あるごとに生の声を吸い上げ、政策のほうに反映したいと考えております。  2点目のお祝い品を加えたらという再質問になりますが、先ほども答弁させていただきましたが、切れ目ない支援、こちらに結びつけるよう、より効果的な、または喜ばれる施策をまずは考えたいと思います。その中で、議員の御提言であるお祝い品、こういったものも含めて検討したいと思います。

◆(甲斐俊光君) ありがとうございました。前向きな答弁、ありがとうございます。  私も子育てにかかわった経験からいうと、生まれてすぐ必要になるいろんなおむつだとか、おむつタワーというのはよく最近はやりで、通信販売などの誕生祝いで、はやっているというふうに聞いております。そういった実用的なものでもいいので、ぜひとも考えていただきたいなと思います。  私は、この子育て支援につきましても、これからライフワークにしていきたいと思いますので、ぜひともよりすぐれた施策を我孫子市で行っていただきたいと思いますので、これをもちまして私の質問を終了したいと思います。どうもありがとうございました。